2011年5月3日火曜日

レビュー:G3Laserマウス

これまたジャンク品として手に入れたモノですが、状況を考えると店頭展示品だったのではないかと思われる製品です。購入金額は500円でした。
G3Laserマウスはゲーミングマウスと呼ばれるジャンルに属する商品で、MacOSX非対応になっています。ポインティングデバイスとしては MacOSX上でも問題なく動作しますが、プロファイラの切り替えが行えない、サイドボタンに「進む」「戻る」の機能が割り当てられない、分解能切り替え がデフォルト以外に選択できない等の問題点があります。もちろん、Windows上では設定を行う事が可能で、保存された最後の設定が生きて、 MacOSX上での利用に反映されます。サイドボタンについては正常に認識されるため、USBOverDrive/SteerMouse等の汎用ドライバ を使用すれば「進む」「戻る」は割り当てできますし、Exposeで機能を割り当てる事は可能です。

マウスの動き検出には不可視光のLaser式が用いられているので、世の多くの光学式マウスに採用されている赤色/青色可視光センサのようにLED光がでている訳ではありません。もっとも、アレもインジケータとしての役割を担っているので、もしかすると実際には必要のない光なのかもしれませんが。少なくとも、このマウスの裏面からは可視光がでている事はない様です。逆にインジケータがない事になるので、正常に動作しているのかどうかの判断は、ポインタが動くか否かで判断せざるを得ません。Laser式の識別能力はさすがとしかいえず、光学式ではポインタを動かす事が出来ない、濃淡の差がほとんどないテーブル面上でも、何ら問題なくポインタ操作が出来ます。ポインタの操作がしにくいと感じている方は、Laser式に変えてみると楽になるかもしれません。
ボタン数は左右クリックボタンとホイールクリックに加えて、左右に一個ずつのサイドボタン、上面には分解能切り替えボタンが用意されています。左右対称系のデザインのため、右利き/左利きのいずれのユーザにも応えられます。逆に、これが使いにくさに繋がっている様な気がします。例えば、サイドボタンを押す時には反対側も押さえなければならない訳ですが、そこには反対側のサイドボタンがあります。右サイドボタンを押そうとすると、左サイドボタンも押してしまいがちになるので、予想しているのとは違う動きになってしまう事があります。これが、片方のサイドに集中配置されたマウスならば、反対側には押されるボタンがないので、特定のボタンだけを操作できます。最近は5ボタンマウスが主流ですが、ほとんどが集中配置になっている理由はこの辺にあるのではないでしょうか?ボタンの左右対称配置を崩すか、より大型にする事で改善は図れるとは思うのですが、ちょっと、使い勝手は悪い感じです。

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