2009年7月20日月曜日

サンワサプライ「MA-TB3OUPS」

今回のジャンカーズカフェで取り上げるのは、サンワサプライで販売されているトラックボールです。今回、導入費用は0円。何故ならば、このトラックボールは某店の「ご自由にお持ちください」と言う廃棄処分品の中にあったのをもらってきたからです(笑)。
もらってきた状態で、外装はかなり使い込まれており、塗装等が剥げているのはわかっています。ただ、これは後からなんとでもなりますので、無視する事にします。いざとなれば、塗り直してしまえばいい訳ですから。また、USBコネクタがつぶれており、そのままでは装着が出来ませんでした。そこで、ちょっと柔かったんですが、割り箸を削ってへら代わりに加工し、コネクタに突っ込んで金属部分の歪みを減らし、接続できる程度にしてみました。とりあえず接続してみると、普通に使えました。思ったよりも簡単に接続できてしまったし、よけいな機能もついていないのであまりやる事がなくてつまらんのですが。Tigerどころか、Panther環境でも動作しましたので、うちの環境では願ったり、かなったりです。




このトラックボールですが、ちょっと小型のボールが親指の当たりに配置されており、これでポインタを操ります。ボールの外側にはボタンはなく、通常のマウスと同じ位置に左右のクリックボタンとスクロールホイールが用意されています。もちろん、底面には動き検出のためのボールも、光学センサもなく、ボールの動きだけで操作を行う形式になります。さすがに年季が入っている事もあって、トラックボールの動きそのものにはかなりがたつきがありましたが、私的には許容範囲内と言う事で。
実際に使用してみると、ポインタ操作が意外にやりやすい事と、通常のマウスと同じように左右のクリックボタン+スクロールホイール、ホイールクリックがついているので、思いのほか使いやすく感じます。各ボタン及びスクロールホイールの機能は正常に動作しますので、スクロールもやりやすく感じます。ただ、ハードウェア的にチルトスクロールの機能には対応していませんので、それが残念と言えば残念ですが。それ以外は、普通の標準的なマウスと言う感じで利用が出来ました。

2009年7月16日木曜日

G35ゲーミングヘッドフォン

ロジクール社のG35ゲーミングヘッドフォンは、本来であればゲーム中のボイスチャットやサウンド効果のために利用される商品である。そのため、基本的には一般的なヘッドセットと何ら変わる事なく利用する事が出来る。MacOSX環境下でもUSB接続のスピーカーとマイクとして認識されるため、単純にヘッドセットとしての利用が可能である。スピーカー部は左右各1基ずつのスピーカーユニットが内蔵されており、サラウンド効果を高めるために密閉式になっている。ただし、これ自体を窮屈と感じるユーザもいるかもしれない。可動式の大型アーム先端部にはマイクが内蔵されており、左スピーカーユニット外側には各種のコントロール用のボタンが用意されている。これらのボタンは、アプリケーション側で固定の機能を割り当てている様なので、音量の上下動やミューティングはもちろんの事、DVDプレイヤーやiTunes等ではチャプターや選曲の進む/戻るが割り当てられる。ただし、通常はこのボタンを再定義する方法がないので、Mac未対応と言われているのかも知れない。

この商品、実はMacOSX未対応と言う事で販売されているのだが、前述の通りに普通のヘッドセットとして認識されるため、Skypeやボイスチャット等に利用が出来る。一般に市販されているヘッドセットがMac未対応なのはアナログマイクのインピーダンスの所為であるが、USB接続のヘッドセットの場合にはこれは関係がない。また、このゲーミングヘッドフォンはドルビー研の7.1chサラウンドシステムに擬似的に対応しており、MacOSXで利用する限りは、こちらの使い方がメインになるだろう。前述の通り、左右のスピーカーは1基ずつではあるが、内部での演算処理により、擬似的に7.1chまでのサウンドシステムに対応するのである。とは言うものの、事実上、使い物になるのはDVDプレイヤーでの再生のときのみ。それも、環境設定のディスク設定で、オーディオ出力に「ドルビー・ダイナミックレンジ圧縮を使用しない」のチェックを外している時のみで、さらに再生するムービーに5.1ch以上の記載がある場合のみである。ちなみに、このチェックが入っている場合、単に高価なステレオヘッドフォンに成り下がるだけなので、あまりおすすめはしない。それにしても、この用語はとてもわかりにくいと思うのだが。

こればかりは聞いてもらうしかないが、PowerBookG4中でも抜群の音質を誇ると言われた12"モデルの内蔵スピーカー群ではあるが、このゲーミングヘッドフォンを使用した場合の音質や迫力にかなうものではない。筆者がもっとも驚いたのは、「ヴァン・ヘルシング(Van Hellsing)」で中盤の見せ所である馬車のシーン。内蔵スピーカーとゲーミングヘッドフォンとの違いは明白すぎるほどで、なるほど、サラウンドとはこういうモノかと再確認した次第である。