2008年10月13日月曜日

バッファロー社LUA-U2-GT

第二回目は、バッファロー社のUSB-GigabitEthernetアダプタのLUA-U2-GTです。この商品、某誌で別のアダプタを紹介したときの予備にと、自腹で新品購入しました(苦笑)。現在はMac対応版のLUA2-U2-KGTが販売されていますが、事実上、中身は変わってません。外側はブルーの半透明の製品から、白系の不透明のボディに変わってます。このデバイス、内部で使われているチップがASIX社のAX88178で、純正のUSB-Ethernet変換アダプタで使用されているチップの上位互換になります。そのため、Leopardでは標準でサポートされていますが、Tiger以前ではドライバソフトが必要になります。ASIX社からは10.3/10.4それぞれに対応したドライバソフトが用意されていますので、必要に応じたドライバを選択してダウンロードします。とりあえず、ここからライブラリをダウンロードしてください。某誌で紹介したときには、純正ではないフリーウェアのドライバを使用したのですが、こちらは書き換えが必要でした。8月末に純正ドライバがバージョンアップして、書き換えの必要なしに利用できるようになりました。
ダウンロードしたら、何も考えずに、そのままインストールします。インストール完了後、正常なLANケーブルを接続したアダプタをUSBに繋ぎ、システム環境設定からネットワークを選択します。正しくドライバがインストールされていれば、ネットワークの状況が以下のように表示されるはずです。
ここで、Ethernetアダプタ(EN4)がこのアダプタになります。これが現れていない場合には、PRAMクリアを行ったり、直結させたりしてください。なお、アダプタ本体にあるパイロットランプは、接続したときの速度表示のみですので、接続がうまくいっているのかどうかがわかりませんので、ご注意あれ。逆にケーブルが接続されているにも関わらず、ランプが点灯していないのは、ドライバが正しくないか、LAN接続そのものに問題がある可能性があります。
次に設定を行いますが、ほかのポートとかわりありません。ここでは、グローバルIPアドレスをセットした場合の例ですので、一般的にはIPアドレスの取得はDHCPサーバを参照にしてください。

DHCPサーバ参照であれば、IPアドレスが取得できているはずですから、取得できていない場合にはケーブル接続を疑います。ちなみに、このアダプタはUSB1.1/2.0接続が可能ですから、ほとんどの機種で使用が可能になります。組み合わせにもよりますが、GigabitEtherネットならばUSBの通信速度がネックになるので、実質的な通信速度は内蔵ポートよりも遅くなります。もちろん、ハブを使用した場合には、さらに遅くなりますけど。とは言うものの、万が一、落雷などによってEthernetポートが使用できなくなった場合に、これで有線LAN接続を確保することができます。以前ならばロジックボード交換以外に対処のしようがなかったものが、これで別の解決方法がとれることになります。
なお、アイオーデータ機器のETG2-US2も、ASIX社のAX88178 を使用しているので、そのまま利用できるのではないかと思います。最悪でも、書き換えで対処できるでしょう。

2008年10月9日木曜日

バッファロー社製WLI-U2-KG54

栄えある第一回目は、バッファロー社製のWLI-U2-KG54です。USB1.1/2.0接続の無線LANアダプタで、無線LANの規格としてはIEEE802.11b/gに対応しています。当然、公式なMacサポートはありませんが、古くからMacでも使える事が知られたデバイスです。さて、このデバイスを購入したのは、秋葉原はソフマップの中でも、ノートPCの中古品からジャンク品あたりを扱っているお店でして、見かけたときにはショーケースの中で500円の値札がついていました。すぐ横に、WLI-U-K11が同額で置いてあったので、最低価格と言う奴だと思うんですが。とりあえず、500円くらいだったらなんとかなるので、入手してきました。
このデバイスに関しては、RALINK社のRT2500と言うチップが使用されている事が知られていますので、とりあえず、ここからドライバソフトを入手しましょう。最新版であれば、WLI-U2-KG54をサポートしていますから、書き換え等の必要がありません。インストール前には、念のためですが、USBドングルはつけません。USBを信用すると手痛い目にあいますから、念のためです。10.3/10.4に対応していますし、USB1.1/2.0いずれの環境でも接続可能ですので、ちょっと古めの機種でも問題はありません。ダウンロードしたら、そのままインストールしてください。一応、10.4.11環境で動作確認を行いましたが、スリープからの復帰時にも自動で接続されますし、安定して使える感じがあります。10.5の場合には非対応になりますので、注意してください。さて、ドライバソフトをインストールして、再起動したら、いよいよドングルを接続します。USBポートに取り付けるとWirelessUtilityと言う接続専用ソフトが起動して、近くのアクセスポイントを表示しますから、目的のポイントを選択して接続します。Connectボタンを押せば、現在選択されているアクセスポイントに接続します。
接続したら、次にシステム環境設定のネットワークを開きます。新しいネットワークポートが検出されますから、OKして設定を確認します。
間違えないでほしいのですが、このRALINK社のドライバソフトを使用した場合、無線LANのドングルはEthernetアダプタとして認識します。無線LANポートがないなんて慌てないでください。その他の設定は環境に合わせる必要がありますが、うちではIPアドレスの取得はDHCPサーバ参照にしているため、ほとんど変更はありませんでした。IPアドレスが取得できている事が分かったら、最後にアクセスポイントのアクセス制御の設定を行います。画像はAirMac管理ユーティリティによる、AirMacベースステーションの設定画面です。

これはオプション扱いですが、MACアドレスによるアクセス制御をかける場合には、本体裏面に記載されているので、それを見ながら設定し、最後にアップデートをかけます。再起動が終了すると、インターネットにアクセスができる様になります。割りと安定しているドライバの様ですから、スリープからの復帰やUSB1.1/2.0接続でもトラブる事はほとんどありません。何よりも、11b/g対応でよければ500円と言う破格の金額で購入できる訳ですから、未だ導入していない方は試されてはどうでしょう。特にAirMacカードのはいっていないPowerBookG4系のユーザーは。

はじめに

このブログは、ユミザーにしてジャンカーな私こと「いとうみき」が、あちこちのショップで買ってきたジャンクな品物や中古品、新古品などを紹介して、Macで使えるようにする設定やドライバへのリンクを記録しておくためのものです。従って、更新間隔は長めになりますし、Mac以外のユーザの方には面白くないかもしれません。一応、買ってきたジャンクな品物は、すべてここで公開するつもりですし、使用できれば設定まで含めて一つの情報になりますし、できなくても一つのネタになるんじゃないかと思ってます。それでは、よろしくお願いしますです。