2011年2月19日土曜日

レビュー:SteelSerie社Ikariゲーミングマウス

SteelSeriesのゲーミングマウス「Ikari」が、つい最近の某店の展示品処分で手に入れましたので、ご報告です。ちなみに、販売価格は500円でした。このマウスは、基本的にはMacOSX上での動作が保証されたマウスですが、機能のカスタマイズ等は行なえません。ちなみに、Cataclysm用のアプリケーションを使用してみましたが、ボタン等の機能は変更できませんでした。
隣においてあるのは、アップル社のBluetooth接続のワイヤレスマイティマウスですが、だいたいの大きさがお分かりいただけるのではないかと思います。ご覧の通りで、ワイヤレスマイティマウスに比べてかなり大柄のマウスです。現在のアップル社のマウスは右利き/左利きのいずれでも使い勝手を変えない様に、左右対称を前提としているので、右利き専用のイかりのデザインはかなり異質に見えます。まぁ、こちらの方が一般的なんですが。


Cataclysmでも指摘しましたが、アップルのマウスでは小指と薬指が床面に接するため、使っていると違和感と言うか、不快感を感じる事があります。Cataclysmはかなり大柄の上に、薬指/小指を載せる膨らみががかなり大きかったので、不快感を感じる事はありませんでした。とは言っても、アレだけの巨大なマウスは、なかなか机の上には置きにくい訳で、汎用性にシフトした製品であるIkariはそれよりも膨らみは小さくなっています。とは言え、指を載せるのには十分な大きさですので、アップル社のマウスよりも握り易いです。また、掌に当たる部分の高さも十分にとられていて、長時間の使用に当たっては疲労度も少ないのではないかと思えます。


機能としては、左右のクリックボタンとホイールクリックボタン、サイドの2ボタンもMacOSX上で正常に認識/動作します。ただし、サイドボタンを「進む」「戻る」等の機能に割り当てるには、お約束のUSBOverDrive/SteerMouse等の汎用ドライバを使用する必要があります。設定のし易さから言えば、後者の方がお薦めですが。スクロールホイールは高速スクロールには適さない形式で、わざと高速スクロールさせない様に内部で工夫してある様です。これは、元がゲーミングマウスと言う事で、スクロールホイールを武器持ち替えに使用する事が多いため、迂闊に動いてもらっては困ると言うところからでしょう。スクロールホイールの後ろ側には分解能切り替えスイッチがありますが、これは初期値のままで変更されませんし、ボタンとしては認識もされません。Windows側で変更しておけば、その後はこちらにも反映されるはずですが。High/Lowの2段階切り替えで、左クリックボタン脇にインジケータがあります。マウスケーブルは1.5m以上の長いモノが採用されていますが、耐久性は高いけれども固めのケーブルなので、ノートPCタイプに使用するとかえって使いにくいかもしれません。解像度変更はできませんが、かなり握り易いのも事実なので、使って尊はないと思います。