2008年12月21日日曜日

Dell社の製品を流用

年末に向けて、クリスマスセールや歳末セールが各ショップで販売される中、とあるジャンクショップで買ってきたのはDell社の外付けCD-ROM/Comboドライブです。このドライブ、一つだけ他社製品と違ったところがありまして、インターフェースがFireWireなのです。従って、そのままMacに装着する事ができ、ちょっとした事で書き込み機能が利用できます。今回は、CD-ROMドライブモデルが300円、Comboドライブモデルが1500円でした。Dell社の製品は、これ以後はUSBと電源アダプタを一つにした特殊なコネクタになってしまい、他の機種での流用ができなくなってしまいましたが、初期のFireWire接続のモデルはMacでも流用が可能です。

スリムサイズの光学ドライブを内蔵するための光学ドライブですが、さすがにCD-ROMドライブでは機能的に寂しいモノがありますので、取り付け手順まで解説しておきます。まぁ、そのまま接続するだけでも利用が可能ですし、現実にComboドライブは10.4.11/10.5.5の環境で動作しております。余談ですが、MacOSX10.5.xの環境下ではサードパーティ製のドライブでも汎用ドライバが不要ですが、10.4.xの環境下ではデバイスプロファイラと言うファイルを追加する必要がありました。PatchBurnで制作できますが。10.4.11の環境下では、10.5と同様に汎用ドライバが使用されているような気がするんですが?!


まずは、内蔵する光学ドライブを用意します。今回は、純正のCRX-700Eと言うCD-R/RWドライブが手元にあったので、これを使用します。まず、ケースを開けなければなりません。このケースは、底面側にある5個のねじで上下のシャーシを固定しているので、これを外します。#0/00クラスのプラスねじで5本のねじを外したら、側面の分割線に小型のへらや爪を突っ込んで外します。上側のシャーシを外したら、ドライブを固定しているねじが2本確認できるので、これを外します。

正面からドライブの下側に指を突っ込んで、ちょっと持ち上げるようにして手前に引くと、光学ドライブそのものがステーごと外れます。ドライブ左右のステーは、それぞれねじ2本でドライブに固定されているため、それぞれ外しておきます。

ステーは固定できる向きが一方向のみになりますので、迷う事は無いでしょう。新しいドライブににステーを取り付けて、元通りにくみ上げればハードウェアは終了です。あとは、組み上げたドライブをそのままFireWire端子に接続するだけです。






ソフト的には、MacOSX10.5以降ならば、接続した時点で汎用ドライバが読み込まれるようになりますので、準備も何もいりません。MacOSX10.4では、うまくすればそのまま汎用ドライバが利用できますが、利用できないケースもあり得ます。そのような場合にはPatchBurnでデバイスプロファイラを追加するか、専用の書き込みソフトを利用します。

2008年11月9日日曜日

トランセンド社TS32GSSD25-M

さて、今回導入したのはトランセンド社のTS32GSSD25-Mという型番の、IDE接続のSSD。購入金額は10800円で、もちろん新品。同じ型番ではあるが、リリース当初に低速で使いものにならないと評価された製品とは別次元の製品に変わっており、現在は公称値で読み出し最大68MB/Sec、書き込み最大で46MB/Secとグレードアップされている。SATA接続のSSDの世界では150MB/Sec超の製品が出ているので、これでもスペック上はかなり見劣りがするのだが、IDE接続の製品は選択肢が少ないのでやむを得ない。もちろん、インターフェースの規格に則ってはいるが、どの機種でも動作保証はない。導入した機種はPowerBookの12"モデルで、クロック周波数1GHzの機体である。製品を手にしたときの第一印象は「重い」だった。推測だが、SSDとはいえ高速に動作させているため、それなりの発熱があるのだろう。それを効率よく空冷するために金属筐体が採用されているので、見かけよりも重い感じになったのだと思う。

装着後、ディスクユーティリティで普通に初期化し、システムのインストールを行うことができた。この際、気になったのはインストールDVD-ROMを読みにいくドライブの音で、ほかはほとんど気にならないくらい。時間的にも、システムを読んでいる時間の方が圧倒的に多い。なお、ディスク容量が32GBしかない(フォーマット後は30GBを切る)ため、大事を取ってTiger(10.4)をインストールした。アップデートが終了し、必要な常駐ソフトが起動するようになった状態の仮想メモリは約4GBほど。この辺りは、ハードディスクの交換とまったく同じ感覚だ。


さて、お待ちかねのベンチマークだが、XBench1.3で検証した結果である。単純に言えば、読み出し時最大65.81MB/Sec、書き込み時最大43.21MB/Secと言う数字をたたき出した。これは、公称値と比べても、それほどかわらない性能と言える。比較対象としたのは日立GS社のHTS541616J9AT00で、160GB/5400rpmの製品である。グラフのHDDの項目は、これを搭載した1.5GHzのPowerBookG4上でのベンチマーク結果である。言ってしまえば、PowerBookG4/12"モデルと日立GS社のIDEドライブの最終生産型であり、そこそこの性能を持っているはずであるが、さすがに改良型のSSDを前にすると分が悪いようだ。ほとんどすべての項目で、SSDの後塵を拝する結果となった。容量とコストの点を除いて、転送能力だけで見れば2.5"径のHDDは既にSSDに負けている事になる。

正直なところ、MLC採用のため、書き込み速度や耐久性について不安だったのだが、とりあえずは正常に動作することまでは確認できたし、速度に関しては満足している。耐久性については、これからと言うことになる。

2008年10月13日月曜日

バッファロー社LUA-U2-GT

第二回目は、バッファロー社のUSB-GigabitEthernetアダプタのLUA-U2-GTです。この商品、某誌で別のアダプタを紹介したときの予備にと、自腹で新品購入しました(苦笑)。現在はMac対応版のLUA2-U2-KGTが販売されていますが、事実上、中身は変わってません。外側はブルーの半透明の製品から、白系の不透明のボディに変わってます。このデバイス、内部で使われているチップがASIX社のAX88178で、純正のUSB-Ethernet変換アダプタで使用されているチップの上位互換になります。そのため、Leopardでは標準でサポートされていますが、Tiger以前ではドライバソフトが必要になります。ASIX社からは10.3/10.4それぞれに対応したドライバソフトが用意されていますので、必要に応じたドライバを選択してダウンロードします。とりあえず、ここからライブラリをダウンロードしてください。某誌で紹介したときには、純正ではないフリーウェアのドライバを使用したのですが、こちらは書き換えが必要でした。8月末に純正ドライバがバージョンアップして、書き換えの必要なしに利用できるようになりました。
ダウンロードしたら、何も考えずに、そのままインストールします。インストール完了後、正常なLANケーブルを接続したアダプタをUSBに繋ぎ、システム環境設定からネットワークを選択します。正しくドライバがインストールされていれば、ネットワークの状況が以下のように表示されるはずです。
ここで、Ethernetアダプタ(EN4)がこのアダプタになります。これが現れていない場合には、PRAMクリアを行ったり、直結させたりしてください。なお、アダプタ本体にあるパイロットランプは、接続したときの速度表示のみですので、接続がうまくいっているのかどうかがわかりませんので、ご注意あれ。逆にケーブルが接続されているにも関わらず、ランプが点灯していないのは、ドライバが正しくないか、LAN接続そのものに問題がある可能性があります。
次に設定を行いますが、ほかのポートとかわりありません。ここでは、グローバルIPアドレスをセットした場合の例ですので、一般的にはIPアドレスの取得はDHCPサーバを参照にしてください。

DHCPサーバ参照であれば、IPアドレスが取得できているはずですから、取得できていない場合にはケーブル接続を疑います。ちなみに、このアダプタはUSB1.1/2.0接続が可能ですから、ほとんどの機種で使用が可能になります。組み合わせにもよりますが、GigabitEtherネットならばUSBの通信速度がネックになるので、実質的な通信速度は内蔵ポートよりも遅くなります。もちろん、ハブを使用した場合には、さらに遅くなりますけど。とは言うものの、万が一、落雷などによってEthernetポートが使用できなくなった場合に、これで有線LAN接続を確保することができます。以前ならばロジックボード交換以外に対処のしようがなかったものが、これで別の解決方法がとれることになります。
なお、アイオーデータ機器のETG2-US2も、ASIX社のAX88178 を使用しているので、そのまま利用できるのではないかと思います。最悪でも、書き換えで対処できるでしょう。

2008年10月9日木曜日

バッファロー社製WLI-U2-KG54

栄えある第一回目は、バッファロー社製のWLI-U2-KG54です。USB1.1/2.0接続の無線LANアダプタで、無線LANの規格としてはIEEE802.11b/gに対応しています。当然、公式なMacサポートはありませんが、古くからMacでも使える事が知られたデバイスです。さて、このデバイスを購入したのは、秋葉原はソフマップの中でも、ノートPCの中古品からジャンク品あたりを扱っているお店でして、見かけたときにはショーケースの中で500円の値札がついていました。すぐ横に、WLI-U-K11が同額で置いてあったので、最低価格と言う奴だと思うんですが。とりあえず、500円くらいだったらなんとかなるので、入手してきました。
このデバイスに関しては、RALINK社のRT2500と言うチップが使用されている事が知られていますので、とりあえず、ここからドライバソフトを入手しましょう。最新版であれば、WLI-U2-KG54をサポートしていますから、書き換え等の必要がありません。インストール前には、念のためですが、USBドングルはつけません。USBを信用すると手痛い目にあいますから、念のためです。10.3/10.4に対応していますし、USB1.1/2.0いずれの環境でも接続可能ですので、ちょっと古めの機種でも問題はありません。ダウンロードしたら、そのままインストールしてください。一応、10.4.11環境で動作確認を行いましたが、スリープからの復帰時にも自動で接続されますし、安定して使える感じがあります。10.5の場合には非対応になりますので、注意してください。さて、ドライバソフトをインストールして、再起動したら、いよいよドングルを接続します。USBポートに取り付けるとWirelessUtilityと言う接続専用ソフトが起動して、近くのアクセスポイントを表示しますから、目的のポイントを選択して接続します。Connectボタンを押せば、現在選択されているアクセスポイントに接続します。
接続したら、次にシステム環境設定のネットワークを開きます。新しいネットワークポートが検出されますから、OKして設定を確認します。
間違えないでほしいのですが、このRALINK社のドライバソフトを使用した場合、無線LANのドングルはEthernetアダプタとして認識します。無線LANポートがないなんて慌てないでください。その他の設定は環境に合わせる必要がありますが、うちではIPアドレスの取得はDHCPサーバ参照にしているため、ほとんど変更はありませんでした。IPアドレスが取得できている事が分かったら、最後にアクセスポイントのアクセス制御の設定を行います。画像はAirMac管理ユーティリティによる、AirMacベースステーションの設定画面です。

これはオプション扱いですが、MACアドレスによるアクセス制御をかける場合には、本体裏面に記載されているので、それを見ながら設定し、最後にアップデートをかけます。再起動が終了すると、インターネットにアクセスができる様になります。割りと安定しているドライバの様ですから、スリープからの復帰やUSB1.1/2.0接続でもトラブる事はほとんどありません。何よりも、11b/g対応でよければ500円と言う破格の金額で購入できる訳ですから、未だ導入していない方は試されてはどうでしょう。特にAirMacカードのはいっていないPowerBookG4系のユーザーは。

はじめに

このブログは、ユミザーにしてジャンカーな私こと「いとうみき」が、あちこちのショップで買ってきたジャンクな品物や中古品、新古品などを紹介して、Macで使えるようにする設定やドライバへのリンクを記録しておくためのものです。従って、更新間隔は長めになりますし、Mac以外のユーザの方には面白くないかもしれません。一応、買ってきたジャンクな品物は、すべてここで公開するつもりですし、使用できれば設定まで含めて一つの情報になりますし、できなくても一つのネタになるんじゃないかと思ってます。それでは、よろしくお願いしますです。