昨年末に近所のジャンク屋で販売されていた、クラムシェル型のiBookです。メモリはオンボードのみで、内蔵ハードディスクは外されており、ACアダプタもなしの本体のみで販売されていました。ACアダプタは手元に使ってないのがあるのを思い出して、1500円という価格も手伝って、引き取ってしまいました。仕様的にはG3/366MHzのCPUが搭載されたモデルで、USB1.1/FireWire400が各1ポートずつ。内蔵光学ドライブはCD-ROMでした。外部ドライブを付ければDVDの再生もVLCで可能ですが、かなりのコマ落ちが発生します。
元々、このタイプは1台くらいあっても良いかと思っていたのですが、決め手になったのは前オーナーが丁寧に使っていたのか、本体が非常にきれいだった事です。iBookのクラムシェルモデルの場合、わりと白いところがくすんだり、ヤニなどで汚れたり、キートップの文字がかすれたりしていることが多いのですが、これは外観上の異常がほとんど無いきれいなモデルでした。持ち帰ってFIreWire接続のハードディスクにMacOS9のシステムフォルダを移して起動確認をしてみると、正常に起動しました。起動音もならなかったのですが、ヘッドフォンジャックからは出力がありましたので、ハードディスクを取り外した際にケーブルごと外したままになっていると判断したんですが、これが正解でした。まぁ、こういうときの作業としてはハードディスクを外すのが大前提ですから、それ以外は適当に作業しても問題はありませんし。
幸いにして、足りないモノはすべて手元にあったので、ハードディスクは10GBを内蔵させ、増設メモリには256MBのSIMMを取り付けました。無線LAN用のAirMacカードの入手が難しいのとわりと値が張ることから、無線LAN用にはBuffalo社のWLI-PCM-11GPを装着。アンテナの取り付けはできませんでしたが、アクセスポイントとの距離が近かったこともあり、無線LANの接続自体は問題なく行えました。余談ですが、旧型のMacのAirMacカードスロットに装着するには、AirMacカードと富士通の同等品を除けば、このWLI-PCM-11GPはベターな選択です。通信の暗号化には問題がありますが、相性他には問題はありませんから。
驚いたのは、バッテリが使用できた事です。それも、無線LANを使用した状態で1時間以上の連続運用が可能だった事で、10年選手の製品としては驚くべき事でしょう。前のオーナーがよほど丁寧に管理されたのだと思います。ちなみに、冬コミの会場でデモ機として使用しましたが、バッテリー運用時間優先で使用した事もあって、一日持ちましたわ。
1 件のコメント:
はじめまして。うちも最近近所のハードオフでほぼ同じ状態+価格のiBook(タンジェリン、初期モデル FireWireなし)を手に入れたところです。
iBookは出た当時からあこがれていたマシンなんで、ジャンクとはいえ恐ろしく安値で手に入って満足しています。
ちなみにうちのiBookもバッテリーはほぼ新品(の互換品)なのかカタログスペック通り持ってくれている感じです。大事に使っている人が多いのかもしれません。
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