2009年4月15日水曜日

バッファロー社のWLI-UC-G300N

まず、今回導入したのは、Baffalo社のWLI-UC-G300Nです。秋葉原のとあるショップの店頭で、段ボール箱で売られていました、あまりにも不憫なので買ってきましたが、購入金額は1240円。IEEE802.11n(Draft)対応の製品なのですが、とにかくでかい!今まで使っていた、WLI-U2-KG54よりもさらに一回りは大きいアダプタでした。最近のアダプタでは、これよりも遥かに小さいのですが、まぁ、初期のモデルですからやむを得ないでしょう。
とりあえず、中で使われているのがRALINK社のRT2870とわかっていたので、いつものところからドライバを拾ってきます。なお、WLI-U2-KG54で使われているRT2500のドライバは昨年12/08付けで、WLI-UC-G300Nで使われているRT2870用のドライバは今年の3/10付けで更新されています。今回のバージョンアップでは10.5への対応と日本語化されているのと、Buffalo社の製品がサポートされています。前のバージョンをお持ちならばアップデートの必要はありませんが、日本語化したいのならば止めやしません。
いつもの通りにドライバのインストールを行います。パッケージには10.3/4/5用のドライバが別々に用意されているので、自分のシステムにあわせたパッケージをインストールします。念のため、前のバージョンがインストールされている場合にはアンインストールしておき、カーネルキャッシュもクリアしておきましょう。通常はコマンドで行うのですが、今回はOnyxのクリーニングの機能を使います。

Onyxにはクリーニングの項目にキャッシュがあり、ここのカーネルキャッシュと、念為でシステムキャッシュにチェックを入れて実行してください。再起動後にドライバをインストールします。




通常通りにインストールが終わったら、WLI-UC-G300Nを接続します。認識されるとUSBWirelessUtilityが起動して、接続先の無線LANのネットワークを表示しますので、適切なネットワークを選択します。ネットワークを選択したら、必要な暗号化等の設定をしておきます。




最後にシステム環境設定のネットワークを開くと、Ethernetアダプタ(EN2)等が表示されますので、これが無線LANアダプタになります。IPアドレスの取得方法等が正しく設定されていれば、そのままインターネット接続が可能です。
ただし、このアダプタは巨大です。隣のポートには何も接続が出来ないくらいに大型ですから、USBハブの使用が望ましくなります。注意してください。

2009年4月14日火曜日

11b/gの接続速度比較

先日、インターネット接続を光に変えまして、そのついでに無線LANの接続も変えてみました。従来から使用しているアクセスポイントは、アップル社のAirMac Base Station (Dual Ethernet)。新規に導入したのはIOデータ機器のWN-GDN/R3と言う、IEEE802.11n(Draft2.0)対応のルータですが、便宜上、アクセスポイントとして利用する事にしています。
各アクセスポイントは、インターネットに直結するルータに直接接続されており、ルータから先はフレッツ光ネクスト(ファミリータイプ)となっていますので、理論値レベルで無線LANよりも十分に高速です。
ブロードバンド系のスピードテストにはいろんな手段がありますが、今回使用したのはブロードバンドスピードテストと言うサイトです。状況によっては、測定結果が異なる事がありますが、概ね傾向としてはつかめると思います。測定方法は、この二つのアクセスポイントに交互に接続して、スピードテストを実行するだけと言う簡単な方法です。ほぼ同じ時間に実行するので、他の影響もほぼ同じ条件と考えられます。クライアントとして使用したのは、USB接続の11b/g対応の無線LANアダプタ。結果から出すと、以下のようになりました。

AirMacBaseStation(IEEE802.11b)通信速度測定結果
下り受信速度: 5.1Mbps(5.14Mbps,642kByte/s)
上り送信速度: 5.9Mbps(5.91Mbps,730kByte/s)

WN-GDN/R3(IEEE802.11g)通信速度測定結果
下り受信速度: 22Mbps(22.7Mbps,2.84MByte/s)
上り送信速度: 28Mbps(28.2Mbps,3.5MByte/s)

両者を比較すると11bに対して11gは4倍ちょっとの数字になっていますので、11gは確かに高速と言う結果になります。上りの方が下りよりも高速になっていますが、この理由は不明です。11b/gとも同じ傾向になっているので、無線LAN以外の部分での要因が絡んでいるのでしょう。
余談ですが、このWN-GDN/R3の安定度はちょっと低いようで、たまにうまく認識してくれない事があります。電波干渉等の所為かもしれませんが、近すぎるとよくないのかもしれません。また、このルータ、一般的な用途には適当だと思うのですが、うちのようにIPアドレスを取得しているところからすると、PPPoEでUnNumbered使用不可なので、使い物になりません。