2010年2月4日木曜日

バッファロー社のWLI-UC-GN

新製品が発表される直前から、在庫処分的に秋葉原で叩き売られているのが、バッファロー社の無線LANアダプタ「WLI-UC-GN」です。一応、IEEE802.11b/g/nに対応していますが、最大通信速度は150Mbps。比較のために、以前に紹介したWLI-UC-G300Nを隣に置いてみますと、その小ささがわかると思います。両者の基本的な違いは、チップもさることながら、アンテナの差だと思っていいでしょう。G300Nは最大通信速度が300Mbpsですから、大きさから考えると納得はいくんですが、やはり、物理的に大きいモノは大きいと。それほど困ってはいないのですが、思い切って変える事にしてみました。ちなみに、このWLI-UC-GNの購入金額は980円でした。

平面的に並べてみると、この通り。WLI-UC-G300Nで問題になるのは、本体の厚みと幅です。この二つによって、横向きに二つのポートが隣接する標準的なコネクタ配置では、隣のポートに何も接続できなくなります。まれにある縦向き並列2ポートと言う構成の場合でも、厚みが問題になり、両隣のポートには何も接続できません。たとえ、それが延長ケーブルであったとしても。従って、従来のWLI-UC-G300Nを使用する場合には、事実上は、延長ケーブルかUSBハブが必須であったのです。大して、WLI-UC-GNの方は小型のフラッシュメモリ並みの大きさで、両隣にくるコネクタに接続されたデバイスの邪魔はしません。その小型さ/手軽さの代わりに、通信スピードは落ちた訳ですが。


さて、このWLI-UC-GNで使用されているチップですが、Ralink社製品が採用されています。ただし、WLI-UC-G300Nに採用されていたRT2870ではなく、同社製のRT307Xなので、改めてここからドライバをダウンロードします。ダウンロードしたら、インストールしてから再起動。その後、WLI-UC-GNを装着した後に、システム環境設定のネットワークで認識されている事を確認します。確認したらも一回再起動。ログインすると、いつもの接続アプリケーションが起動するので、アクセスポイントを選択してから接続ボタンをクリック。アクセスポイントに接続できたら、システム環境設定のネットワークで、IPあドレスが取得できている事を確認して終了です。IPアドレスが取得できていれば、そのままインターネット接続が出来るはずです。おそらく、発表された新製品も、同じRalink社製のチップが採用されると思われますので、そのまま使用が可能です。