プラネックス社製のこの無線LANアダプタは秋葉原の某店で販売されていた製品で、後継機種が出たための処分価格だったのではないかと思わせる販売価格599円でした。画像を見てもらえば分かりますが、形状そのものは商品名通りに超小型です。より短距離の通信を行うBLuetoothアダプタ並とは言い難いのですが、装着したままケースに入れる事ができる程度には小型になっています。2.4GHz帯を使用するIEEE802.11b/g/nに対応し、通信速度は最大で150Mbps。小型な分だけ、送受信アンテナも一組しかないといったところでしょう。
プラネックス社のホームページからMac用のドライバをダウンロードし、システムのバージョンにあったドライバをインストールすれば、MacOSX10.4/10.5/10.6で使用できます。もちろん、PowerPC/IntelCPUのいずれの機種でも使用可能ですから、AirMacカード非搭載のPowerBookやMacProに装着して利用することができます。プラネックス社のドライバは日本語化されていますし、バージョンさえ間違えなければ問題はありません。アダプタの接続はいつでもかまいませんが、ドライバをインストールした後に、システム環境設定のネットワークでポートを追加する必要があります。追加後に専用アプリケーションで接続先のアクセスポイントの選択や接続時の認証方式、通信の暗号化などを設定します。このあたりはRalink社のチップを使用している場合と同様ですが、チップそのものはRealtek社の製品なので、接続アプリはちょっとだけ違います。参考までに、使用されているチップはRealtek社製のRTL8188CUなので、同社ダウンロードサイトかopendrivers.comからダウンロードすることもできます。
無線LANアダプタとしての使い勝手や通信速度は、手持ちのRalink社製チップを搭載した150Mbps対応機とほぼ同じですが、小型になったせいか、割りと熱を持つ傾向があるようです。数時間程度装着しておくと、「熱い」と感じる程度の温度になります。